介護士の平均勤続年数とは?

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・介護の仕事はきついって聞くけど、皆どれくらいの年数働いているんだろう?
・長く働ける職場に出会いたいけど、実際は離職率が高いんじゃないのかな?

介護士は確かに体力・気力が求められる仕事。長く続けられるのか不安になる方も少なくないのではないでしょうか。

佐藤恵美
介護士
佐藤恵美 介護士

このような方に向けてこの記事では、介護士としての実務経験、転職経験のある筆者が、介護士の平均勤続年数について解説します。ぜひ参考にしてください!

記事執筆者
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佐藤恵美

愛媛県在住。高校卒業後、販売や営業事務を経験し、ハードワークで心身のバランスを崩す。その際医療職や家族、友人の助力を得て回復していくうちに「次は誰かを助ける仕事に就きたい」と思い立ち、30代終盤で介護職へ転身。病院の介護職員として7年勤務し、介護福祉士、社会福祉士を取得。8年目に生活相談員としてデイサービスに異動、介護職との兼務で相談業務に従事。その後短期契約にて放課後等デイサービスに勤務し、児童分野にも携わる。現在は老人保健施設の支援相談員として働きながら、Webライターとして活動中。【保有資格】介護福祉士、社会福祉士

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介護士の平均勤続年数とは?

厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」p.147
厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」p.147

この表では、「月給制の職員についての平均勤続年数」が掲載されています。

令和3年の数値を見てみると、全体で見る平均勤続年数は、常勤が8.7年、非常勤は7.5年となっています。種別ごとの平均勤続年数は短くとも7年を超えていますから、定着率は決して低くありません。

中でも「介護医療院」は常勤・非常勤共に平均勤続年数が10年を超えています。介護士は確かに不足していますが、一度勤めると長い人が多いという印象を受けるのではないでしょうか。

佐藤恵美-プロフィール画像

介護士 佐藤恵美さんの体験談

私は病院の介護職員を7年経験しました。上の表には看護助手は記載されていませんが、概ね平均的な年数ではないかと思います。その後人事異動に伴い、デイサービスで1年間、生活相談員と介護職員を兼務していました。両方を経験し、様々な要素が職員個人に合うかどうかでかなり定着率が左右されると感じています。

・業務量と種類の多さ

・雰囲気

・組織の在り方(指揮系統など)

・スピード感

介護の仕事は、その勤務先がどのような施設かによって変わります。たとえば病院勤務の時代は、丸1日入浴介助という日もあれば、備品のチェックに追われる日もありました。医師や看護師、セラピストに医療ソーシャルワーカーなどの他職種とも関わることが多かったので、大変勉強になりました。私が社会福祉士を働きながら取得できたのは、こうした環境の中で学ぶ人を応援する風土が出来上がっていたからだと思います。自己成長欲が強い人や、規則的な動きが得意な人には病院がおすすめです。「キッチリした組織が窮屈」「もっとのんびりした場所で介護の仕事がしたい」という人が数ヶ月で去っていくケースも多かったです。デイサービスは10年選手の方もいて、わきあいあいと家族のような関わり方で働いていました。その人の性格や価値観に合った職場に出会えれば、長く勤められると思います。

介護業界の職種との勤続年数の比較

厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」p.146
厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」p.146

こちらの表には、介護業界に関わる職種ごとの平均勤続年数が掲載されています。介護職員や介護支援専門員は、常勤と非常勤の年数差がほとんどありません。

これには、以下の2点が関連していると考えられます。

・キャリアアップを目指す介護職員が介護支援専門員になった
・専門的な知識を求められる介護支援専門員が雇用形態に関わらず高待遇

数年間勤務した介護職員が介護福祉士を取得、その後知識や経験を活かして介護支援専門員として長く勤務する、という流れが一般的です。

佐藤恵美
介護士
佐藤恵美 介護士

介護支援専門員は身体的負担が少なく、年齢を重ねても現役で働ける職種の1つ。大きなキャリアチェンジを必要とせず、長く介護福祉業界で働ける理想的なロールモデルと言えます。

どうしたら長く働ける良い職場が見つけられるか

自分に合った職場探しのコツは次の3つです。

  • 優先順位をハッキリさせる
  • 得意なことを活かせる職場を探す
  • 転職エージェントにサポートしてもらう

自分に合った職場探しのコツ1:優先順位をハッキリさせる

たとえば「子供が学校から帰るまでの仕事」「夜勤でしっかり稼ぎたい」など、何を一番に考えるかを決めましょう。そうすれば、自然に施設も限定されます。

自分に合った職場探しのコツ2:得意なことを活かせる職場を探す

介護の仕事は、様々な特別養護老人ホーム、介護保険施設、デイサービスや病院など様々な職場を選べます。自分に合った勤務形態、職場を探しましょう。

こんな人にはこんな職場が合うかも!
  • 夜勤NG→デイサービス
  • 夜勤OK→ほぼ全ての種別の施設に応募可能
  • 効率良く家事をこなすのが得意→ホームヘルパー
  • レクリエーションを楽しむのが好き→日勤の特養、老健、デイサービス

自分に合った職場探しのコツ3:転職エージェントにサポートしてもらう

1人での職探しは不安…と感じたら、転職エージェントに頼りましょう。丁寧にヒアリングしてくれますし、履歴書や職務経歴書の作成をサポートしてくれます。更に面接対策も教えてくれるので、安心してお仕事探しができますよ。

佐藤恵美
介護士
佐藤恵美 介護士

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佐藤恵美
介護士
佐藤恵美 介護士

ここまでが介護士の平均勤続年数に関する解説でした。いかがでしたでしょうか!

MIRAISTEP
編集部
MIRAISTEP 編集部

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