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「予防歯科に転職したいけど、志望動機が不安……」
「予防歯科への転職の志望動機ってどうするのがいいのかな?」
このような方に向けてこの記事では、歯科衛生士資格を保有し実務経験のある私が、予防歯科の転職動機について解説していきます!
中山七瀬
千葉県生まれ神奈川県在住。歯科衛生専門学校を卒業後、東京都内の矯正・インプラント・予防歯科などをそれぞれ強みとする歯科医院でキャリアを積む。その過程で’口と全身の繋がり’に感銘を受け、臨床現場におけるプロバイオティクスの活用法や健康増進について、コメディカルワーカー向けセミナーや日々の診療で情報発信している。【保有資格】日本歯周病学会認定歯科衛生士、バイオガイアアカデミーエキスパート等
予防歯科の志望動機の6つのポイント
予防歯科に就職・転職する際に重要項目になるのが、履歴書に記載する志望動機です。限られた文字数で自己アピールをするために、要点を凝縮し、相手に伝わる例文をいくつかご紹介します。
ポイントはまず大きく分けて6つです。
- 長所
- 得意なこと
- 自分の性格
- 得意な科目
- 医院のために貢献したい(出来る)事
- 将来の理想像
それぞれの項目を細かく見ていきましょう!
予防歯科の志望動機のポイント1:長所
自分の強みをまず自己アピールとして表現しましょう。
「人の話を聞くのが好き」
「細かな作業が好き」
「整理整頓が好き」
など。歯科衛生士の業務内容からこのような長所をお持ちの方は医院側に好印象を与えることができるでしょう。
その他にも、「PCスキルがある」「英語スキルがある」なども業務補佐としてスキルを発揮できるチャンスですので、記載すると良いです。
予防歯科の志望動機のポイント2:得意なこと
検定や資格などお持ちであれば、ジャンルを問わず記載すると良いでしょう。歯科業界以外でも構いません。例えば、
・認定歯科衛生士資格
・語学検定
・PC検定
など業務の効率化が図れそうなものであれば尚更、好印象を与えることができるでしょう。
予防歯科の志望動機のポイント3:自分の性格
あなたの素質を表現しましょう。
「明るくて社交的」
「落ち着きがあり、穏やか」
人と接する機会が多い仕事なので、円滑なコミュニケーションが取れ、親しみやすい性格であることは重要視されます。
予防歯科の志望動機のポイント4:得意な科目
医院ごとに強みとする科目は異なります。あなたが希望する医院と得意科目がマッチしている場合は、医院側はあなたを戦力として捉え、ポジティブな印象を持ってもらえる可能性があります。
学生時代を思い返してみて下さい。得意な(好きな)科目はありましたか?
予防歯科の志望動機のポイント5:医院のために貢献したい(出来る)事
特技などの要素を踏まえながら、自分が医院にとって貢献出来そうなことを書いて自己アピールしましょう。
予防歯科の志望動機のポイント6:将来の理想像
「こんな歯科衛生士を目指したい」という自分の理想像をしっかり示しましょう。
予防歯科の志望動機作成のコツ3点
予防歯科の志望動機作成のコツ1:具体的な数字を盛り込む
私は学生時代から歯科医院でのアシスタント経験が〇年あります。在籍中は主に診療アシスタント・アルジネート印象・受付業務・電話対応に従事しており、スタッフ間で役割分担も行っていました。
この場合ではアシスタント経験年数から、携わっていた業務内容もよく分かる文章です。
予防歯科の志望動機作成のコツ2:経験を伝える
前医では衛生業務に加えてチーフや各プロジェクトメンバーにも携わっており、医院のマネジメント業務も包括的に執り行っていました。
この場合では衛生業務に限らず、マネジメントや、教育に対する指導に積極的に加わっていた事が分かります。
予防歯科の志望動機作成のコツ3:積極性をアピールする
前医では従来の紙カルテから、ペーパーレス化を図り管理元のデジタル化を提案するなど、業務効率化を目指しました。最初は戸惑いもありましたが、今まで時間を要していた部分の大幅な短縮に繋がり結果的に効率よく仕事が進められるようになりました。
衛生業務以外でも構いません。時代に合った取り組みなど、やった事・やってみたい事を記述することであなたの積極性をアピール出来ます。
歯科衛生士 / 中山七瀬さんのコメント
ここで私の志望動機について紹介致します。
“予防歯科は非常に奥が深く口腔に限らず全身に目を向けなければなりません。疾病を治すことにフォーカスしがちですが、その人の背景を十分に理解しようもするヒアリングの能力と正しい知識と技術をティーチングする能力は歯科衛生士にとって重要なスキルです。より深く、歯周治療に加担する為に〇〇の資格を取得しました。話を聞くことでその人の悩みが解消されたり、感謝をされたりとそのようなシチュエーションに喜びを感じます。”
この文章からは、歯周治療に対する自分の考えや資格取得に至る経緯、聞き役に徹するという性格構成など、ぼんやりと人物像が浮かんできませんか?このように、文章から人物像をイメージできるようなちょっとしたインパクトが大切です。
予防歯科の志望動機作成のNGポイント
予防歯科の志望動機作成のNGポイントとしては、以下の三点が挙げられます。
- 実体験に基づいてない
- 自分の理想を押し付けている
- やりたいことと仕事内容の不一致
予防歯科の志望動機のNGポイント1:実体験に基づいてない
「〜だ」「〜である」の様にエビデンスに基づいた文章であっても、それがご自身の実体験と結びつかない場合は志望動機として評価されにくいでしょう。自分が経験した事を自分の言葉で表現する方が、相手にはダイレクトに伝わり、分かりやすいです。
予防歯科の志望動機のNGポイント2:自分の理想を押し付けている
フレキシブルに場にあった行動が求められるので、あまり自分の理想を強く押し付けるのは避けた方がいいかもしれません。
例えば「〇〇までに〇〇の資格を取得したい」という表現。一見聞こえは良いのですが、少し配慮が必要です。一般的に開業医にお勤めの場合は、その時々で求められる業務が異なります。
予防歯科の志望動機のNGポイント3:やりたいことと仕事内容の不一致
これに関してはある程度事前のリサーチが出来るかと思います。求人要項をしっかりチェックしてから面接に挑みましょう。ご自身は予防処置に携わりたいのに、実際は診療補助(アシスタント)がメインだった…など、医院とのミスマッチはなるべく少ない方が良いです。
予防歯科の志望動機例文3選
相手に伝わりやすく、適切な志望動機を書くポイントをお伝えします。下の3つの例文を是非参考にしてみてください!
予防歯科の志望動機例文1
私は学生時代に一般開業医で〇年でアルバイトをしていました。毎日担当ドクターに割り振りされ、診療補助が主軸でしたが、中でも歯周外科治療の診療補助に感銘を受けました。歯科医師と歯科衛生士の的確な連携で患者の口腔内が段々と良くなるのを目の当たりにし、歯周病を予防・管理できる「予防歯科」で働くという事を心に決めました。
ご自身の経験談を明確に示す事で何に感銘を受け、なぜ予防歯科を目指すのかという理由がはっきりとしていて、意思の強さを感じることのできる文章です。
予防歯科の志望動機例文2
私は今年で臨床〇年目となります。一般から専門まで一通り経験してきましたが、その中でも予防歯科の奥深さに興味と関心を抱きました。予防歯科というと口腔疾病を治すことにフォーカスされがちですが、実際は全身に目を向けなければなりません。生活習慣などの環境因子や既往歴など患者の背景をしっかり観察し、十分に理解しようとするヒアリングの力と、正しい知識をティーチングする力の両方がとても重要です。貴院では臨床を通しながらそれらの能力を養えるよう、研鑽を積んでいきたい所存です。
経験談を踏まえながら、予防歯科において何を重要視しているかが分かりやすく伝わる文章です。広い視野を持つということは予防歯科以外のどのシチュエーションでも重要視されることです。
予防歯科の志望動機例文3
前医では歯科衛生士チーフとして〇年、臨床以外にも新人教育や外部講師などの経験をさせていただきました。教えられる立場から、教える立場への切り替えに最初は戸惑いましたが、この経験を経て「人から人へ正しく正確に伝える力」や「思考を正しく言語化する力」を養うことができました。臨床現場においてそれらは大いに活かされることと思います。
臨床以外でのご自身の経験談から、積極性やリーダー的気質を引き出すことができる文章です。人の手本になれるあなたの内面の魅力をアピールしましょう。
歯科衛生士として転職をするなら、転職エージェントを活用しよう!
ここまでが予防歯科の志望動機に関する情報でした。いかがでしたでしょうか!
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