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この記事は、歯科衛生士の求人の特徴3選に加えて探すポイントや注意点についてまとめた記事です。
今回は、歯科衛生士として転職経験を持つ筆者が求人の特徴や探す際のポイントなどを徹底解説していきます。
笹川 実優
東京都在住。高校在学中より歯科医院でのアシスタント業務を経験し、歯科衛生士を志す。歯科衛生士専門学校卒業後、新卒で歯ブラシ等の予防製品を扱う歯科メーカーに就職。歯科医院への営業活動で多くの歯科衛生士からヒヤリングを行う。オンラインセミナーの立ち上げにも携わり、講師を担当。企業向けセミナーでも講師を担当し、予防情報を発信するメールマガジンなども配信。その後転職し、現在は一般歯科での勤務の傍らライターとして活動中。【保有資格】歯科衛生士免許、介護職員初任者研修
歯科衛生士の求人の特徴3選
歯科衛生士の求人の特徴1:求人倍率が非常に高い
令和3年度の歯科衛生士の有効求人倍率は3.24倍(参考:職業情報提供サイトjob tag)で、これは全体の平均である1.13倍(参考:厚生労働省HP)と比べるとかなり高い数値となっています。新卒採用に至っては求人倍率が22.6倍(参考:全国歯科衛生士教育協議会/令和3年)とかなりの売り手市場です。
1年を通じて求人が豊富にある状況が続くため、転職の際には自分がどんなことをしたいのか、譲れない条件は何かなどをあらかじめはっきりさせておかないと、就職先をうまく決められずに時間がかかってしまう人も多いです。
歯科衛生士の求人の特徴2:ブランク歓迎の求人が多い
歯科衛生士は99%以上が女性のため、女性が働きやすいように勤務体制を整えている医院が多いです。ブランク歓迎としている求人が大半を占め、他の仕事と比べ結婚や子育てで一度現場から離れた方でも戻ってきやすい環境が整っています。
また、月10時間以下の残業時間や週休3日制、有休消化率100%の求人はほぼ当たり前のようになっており、プライベートとの両立もはかりやすいです。
歯科衛生士の求人の特徴3:新卒と経験者の求人に大きな給与の差はない
求人の段階では新卒と経験者で給与の差を設けていないことが多く、これは面接の段階で能力を見極めたり医院と交渉したりして決定する場合が多いためと思われます。
自費でのクリーニングやホワイトニングの施術にインセンティブを設けていたり、雑貨の売り上げをキックバックする制度があったり、実力のある歯科衛生士を評価する仕組みを取り入れている医院もあります。年齢よりもスキルや経験を評価する傾向が強いです。
歯科衛生士の良い求人の特徴と探すポイント
歯科衛生士の良い求人の特徴1:給料は高すぎず安すぎず。あまり目立ちすぎる特徴には注意
給料が高いところは必ず理由があります。勤務時間が長かったり、1日に診る患者数が多かったり、はたまたノルマがあったりするため、自分が無理をせず長く働き続けられるか考えて選びましょう。
また、少し変わった特徴を全面に打ち出している医院は、福利厚生など他の要素で応募者を繋ぎ止められていない可能性があるので注意して他の条件も確認してください。
歯科衛生士の良い求人の特徴2:スタッフの集合写真があると雰囲気をつかみやすい
スタッフの集合写真からは多くの情報を仕入れることができます。日々の忙しい診療の中で求人に掲載する写真を撮るために時間をつくってくれたということは、それだけ協力して仕事をしているいい証拠。
スタッフの年齢層を知ることができるのはもちろんですが、他スタッフとの関係性が垣間見え、院内の雰囲気がわかります。ユニフォームの好き嫌いもわかるかもしれません。全員が写っていないこともあるので、スタッフ数の欄も一緒に確認するとベターです。
医院側も求人サイトから詳細な情報を求められるので、試用期間の給与などの詳細な情報まで記載していることが多く、入職後のイメージがしやすくなっています。
歯科衛生士求人の注意点、悪い求人の特徴
注意点すべき歯科衛生士求人の特徴1:歯科医師国保に注意
社会保険欄に「歯科医師国保」と記載されている場合は注意しましょう。この場合は、健康保険の加入者より保険料負担が多くなり、手取りの額が減ってしまうことがあるので確認が必要です。
この歯科医師国保は、従業員5人未満の個人経営医院が加入できる保険なのですが、健康保険は勤め先が保険料を半額負担しますが、歯科医師国保の場合は勤め先は保険料を負担する義務がありません。
“歯科医師国保と記載されている求人に応募する際は、保険料を負担してくれるのかどうかをしっかりと確認することが大切です!
注意点すべき歯科衛生士求の特徴2:人週休3日の落とし穴。勤務時間はしっかり確認を
最近では週休3日を選べると謳う医院が増えてきました。ところが、週休3日で働きたい場合は1日の勤務を長くして週の総労働時間と給与を週休2日と揃えていることも少なくありません。給料が少なくてもいいからしっかり休みたいと思う場合は勤務時間の欄もしっかり確認するか、面接の際に相談するなどしましょう。
注意点すべき歯科衛生士求の特徴3:常に求人が出ている医院は人が定着しにくい可能性
常に、もしくは頻繁に求人が出ている医院は何らかの理由で人が定着しにくい環境である可能性が高いです。採用にお金をかけて紹介動画を作成していたり、求人サイトの検索結果の最初に表示されるようにしていたりする医院は特に募集要項や医院の雰囲気などを注意深くみるといいでしょう。
以上が歯科衛生士求人の特徴についての解説でした!
歯科衛生士求人の特徴を理解して転職に活かそう!
転職は自分の人生にとっても大きな選択となるので、求人の特徴から良い求人を見つけることで皆さんの転職活動が上手くいくことを願っています!
もし、歯科衛生士として労働環境に悩んでいたり、肉体的・体力的につらいと感じる方は異業種にチャレンジするのもよいでしょう。転職活動で不安がある方や迷っている方は無料相談も行っているので、まずは登録することをおすすめします。
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