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「美容師の転職面接ではどんなことを聞かれるの?」
「面接での質問にどう答えればいいの?」
こんな疑問に対して、この記事では美容師国家資格を保有し、美容師としての実務経験がある私が美容師の面接でよく聞かれる質問について紹介するとともに、回答のポイントも解説していきます!
西川美沙季
福岡在住。福岡の美容学校卒業後、東京吉祥寺のサロンにて2年間アシスタントとして勤務。1年目にはお客様に声かけをしたり店販で売り上げたりして成績を納めたので、新人賞を受賞し表彰される。2年でスタイリストデビューし、インスタやminimoでの集客で成果を上げる。レディースのカラーやカットを得意としており、特にブリーチ無しのワンカラーをメインに集客。施術以外でもアシスタントリーダーや検定員などを務めた。【所有資格】美容師国家資格、カラーコーディネーター、アロマセラピスト等
美容師転職の良くある面接質問1:転職理由・退職理由
転職理由や退職理由は、面接では必ず聞かれる質問と言って良いでしょう。
採用する側にとっては、その人がどうして転職・退職するのかを理解することで、その人がどんな点に不満を持っていたのか、その不満は自分たちのサロンでは解決できるのか、お互いのイメージをすり合わせる意図があります。人柄を見るのと同時に、配属店舗の選考基準を考える上でもかかせない質問です。
この質問に対しては、理由を具体的に伝えて転職を後悔しないようにすることがおすすめです。
例えば、転職理由が「白髪染めばかりだったのでブリーチを使った派手なカラーをしたいと考えたから」であった場合、一部店舗ではブリーチを使う施術が多くても他の店舗は白髪染めばかりということが多い会社だと配属先によっては前のサロンと変わらなくなってしまいます。
「給料が低かった」「立ち仕事がつらかった」などのマイナスな理由でなく、「別の業務にも挑戦したくなったから」「よりレベルアップしたいから」などの成長する意欲を感じる質問は好印象です!
美容師転職の良くある面接質問2:なぜ当店を選んだのか
美容室はそれぞれ得意な分野を必ず持っています。その調査をちゃんと行っているか、イメージのすり合わせのためにも聞かれます。受け入れる側としても、ここで力を入れていることを明確に理解してくれていると一緒に盛り上げてくれる未来も塑像しやすく信頼もできます。
事前にホームページやSNSで何に力を入れているか調べておいたほうがいいでしょう。その際に会社全体のものだけでなく、希望店舗の特徴も調べておくとさらに好印象を狙えます。
また、実際にその店舗にお客様として行った時のエピソードを話すのもおすすめです。施術されたときのこのサービスが嬉しかった、こんな雰囲気が感じ取れたなど具体的に話すことができます。
注意として、担当してくれたスタイリストが個人的にやっているこだわりや考えは会社のものと異なる可能性もあるので、スタイリストのいいところではなくお店のいいところを上げるようにしてください。
中にはホットペッパービューティーに掲載されているブログやインスタのストーリーまで読んでくれていた人がいました。ここまで見てくれていると相当調べてくれたんだなと感じます。
美容師転職の良くある面接質問3:どんな施術、お客様が得意か
美容師の仕事は客層や推しているメニューによって大きく変わってきます。メンズカット、デザインカラー。ヘアアレンジなど自分の得意な施術を聞くことで前のサロンの雰囲気や傾向もなんとなくわかります。他にも若い学生が得意なのか、子育て世代が得意なのかなども聞かれることがあります。店舗の客年齢層とあまりにも違っているとなかなか実力を発揮できないので事前に調べておきましょう!
これはフリーのお客様の振り分けや教育担当を決める時にも参考になるので自分がどんなことを磨いてきたのかしっかり伝えることが大切です。入社してからも期待されるので変に背伸びせず本当に得意なことをアピールしましょう!
会社としても得意な分野を知っておくことでお客様の振り分けやお店でのポジションを決めやすくなります。
美容師転職の良くある面接質問4:客層、売り上げ、実績
今の実力を伝えるためにははっきりとした数字を求められます。常に目標をもって営業に取り組めるのかを見極めるポイントになるので、暗記するのではなく日ごろから数字を意識しておくといいでしょう。
「月に何人施術している」「何万円の売り上げがある」という情報があれば大体の実力が掴めます。転職した時についてきてくれるお客様の目安にもなるのでスタイリストであれば聞かれることが多いです。
売り上げがまだまだあまりないスタイリストならば、SNSのフォロワー数や集客数でアピールするのもおすすめです。最近ではSNSでの個人集客も期待されているため、フォロワーが多かったりSNS集客ができていたりすることも強みになります。
SNSでの集客が上手なスタイリストが来ると他のスタッフまで影響を受けて集客できるようになるので入社してくれるとありがたいです!
美容師転職の良くある面接質問5:いままで最も頑張ったことは何か
体育会系な考えを持っている人も多い美容業界では、やる気があり頑張った人が高く評価されます。やはり美容業界はつらいことも多いのでそれに耐えられる人材なのか、どこまでやる気のある人材なのかを見られています。ここで特にないと答えてしまうと、あなたの印象が今まであまり頑張ってこなかった人になってしまい、実績が高かったとしても不審に思われてしまいます。
必要以上におおげさに話す必要はありませんが自分の大変だったエピソードを用意しておき、どんな気持ちになったか、どのように解決したかまで答えられるようにしておきましょう。
やはり苦労してきた人は評価してあげたくなりますね…。美容師はみんな何かしら頑張ったことがあると思うので、人と被らないような経験をアピールされると「おっ、いいな」と思われやすいです!
より良い職場を探すなら、転職を活用しよう!
美容師の面接はラフなものが多いですが、それに油断していると良くない印象を与えてしまいます。しっかり対策をして普段より気持ちカチッとした態度で臨みましょう。成功をお祈りしています!
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