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「薬剤師ってやりがいのある仕事なのかな？」
「薬剤師の仕事ってどんなやりがいがあるんだろう？」
このような方に向けてこの記事では、薬剤師として実際に働く経験をもつ私が、薬剤師という職業のやりがいについて解説していきます。是非参考にしてください！
小椋香奈
滋賀県在住。私立薬科大学を卒業後、京都府に6店舗ある地域密着型の調剤薬局に入社。内科・整形外科・皮フ科・泌尿器科が入る診療所の門前で月間4500枚の処方箋を応需する大型の薬局に配属され、4年間勤務。調剤の基礎を学び、2年目からは月80名前後の在宅患者を担当薬剤師数名と交代で訪問し、薬剤管理を行う。また、奨学生との交流に参加したり、新入社員研修では入職者に向けてスライド発表を行い、局内で使用する患者向け疾患指導せんの作成に関わるなど幅広く薬剤師業務をこなす。その後滋賀県の調剤薬局に転職。現在は勤務の傍らでライターとしても活動中。【保有資格】薬剤師、認定薬剤師
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薬剤師のやりがい1：感謝される
患者さんや患者さん家族と接する機会が多く、直接感謝されるので、やりがいに繋がります。お薬をお渡しする時間は割とゆっくり取れることもあり、医師に伝えきれなかった体調変化、相談などを受けるタイミングにもなります。患者さんの背景から現在の問題点の解決に繋がることがあり、コミュニケーションは大切な時間と言えます。
その他、服薬フォローや薬の重複、腎機能の低下、年齢による用量変更の確認など薬剤師として一般的な業務を行いうことでも感謝されます。薬局内だけでなく、地域のイベントや健康相談会でも患者さんの生活の質に貢献できます。
薬剤師のやりがい2：責任ある業務を任された時
日々の業務に対する向き合い方を、周りの職員は見ているものです。同じ職場で長年勤務していると、仕事に対する取り組みを買われ、管理薬剤師や店長、薬剤部長への昇進を打診されることがあります。自分の仕事が認められたと、実感出来るのではないでしょうか。
責任、仕事量の負担など増えますが、管理職を経験することで、人材育成やマネジメントスキルがアップします。このような経験を活かして、ゆくゆくは薬局の開業を視野に入れたりすることも可能です。
薬剤師のやりがい3：元気になる姿を見た時
病院では短期的に、調剤薬局では長期間継続して病状をフォローする事ができ、中には信頼関係が芽生えて生活面での指導も可能になります。初めて来局された時に病気で苦しんでいた患者さんが、薬剤師の指導で薬を正しく使用し体調が良くなっていく姿を見ると、嬉しい気持ちと同時にやりがいを感じられます。
始めから薬剤師の言うことをなんでも聞いてくれる患者さんばかりではありません。時間をかけて少しずつ患者さんと向き合い、服薬フォローやましょう。
薬剤師のやりがい4：知識を得たとき
教科書通りにはいかない場面があり、自分で解決策や納得のいく答えが見つからない時には、先輩薬剤師の経験と知識が頼りになることもあります。自身の視野を広げることができ、自分で考えて対応できる事例が増えたときに、やりがいを感じます。
また、自分の興味のある分野を深めたいのであれば、｢専門薬剤師免許｣｢スポーツファーマシスト｣｢認定実務実習指導薬剤師｣なども用意されており、スキルが認められる環境も整っています。
薬学部が6年制になったとはいえ、実際に働き出すと授業では習わなかった知識や行動が求める場面が多くあります！
薬剤師のやりがい5：チーム医療に携われる
勤務先が病院・調剤薬局に関わらず、患者さんを軸にして様々な医療従事者が日々働いています。患者さんの今後のプランをたてた時、薬剤師だけでなく医者、看護師、理学療法士、ケアマネージャーなど各々の専門家が知識、技術を発揮して同じ目標に向かって協力します。
その中で薬の専門家として意見をしたり、意見を求められたりするので、チームの一員として活躍していると実感がわきやすいのではないでしょうか。医療従事者が集まる会議は、病院内だけでなくデイサービス施設や療養されている患者さんの自宅でも行われています。
薬剤師 小椋香奈さんの体験談
私の1番のやりがいを感じる時は、提案や行動に対して「ありがとう。」と言ってもらった時です。窓口で患者さんから受けるお薬相談はもちろん、医療従事者間での情報共有の際にも感謝される場合があります。ある日、透析導入の可能性を医師から話され、不安になった患者さんがいらっしゃいました。相談にのる中で、腎機能に負担のかけにくい生活方法、基礎疾患の影響、透析導入に至るまでの流れを説明しました。患者さんは知識不足であるからこそ、不安になって薬局に相談されます。一つ一つ不安点を潰していくことで「ありがとう。」という言葉を頂く事ができました。自分の指導で患者さんが少しでも生活を改善して、生活の質が改善されれば日々のやりがいに繋がります。
より良い職場を探すために、転職エージェントを活用しよう！
ここまでが薬剤師のやりがいに関する解説でした。いかがでしょうか！
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