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「薬剤師ってどれくらい稼げるの?」
「薬剤師の平均年収ってどれくらい?」
このような方に向けてこの記事では、実際に薬剤師としての就業経験を持つ筆者が、薬剤師の平均年収について項目ごとにまとめて解説します。
石井康博
宮城県在住。私立薬科大学を卒業後、宮城県内に20店舗ある調剤薬局に入社 。2年目にはラウンダー薬剤師に任命され実務経験を積み、1日200枚の処方箋を応需する店舗で3年間の管理薬剤師を経験。大手調剤薬局によるM&Aをきっかけに転職。管理薬剤師を続けながら、WEBライターとしても活動している薬剤師歴10年目。「薬剤師の悩みを解決したい!」という思いが強くなり、メディア「yasublog」を立ち上げる。【保有資格】薬剤師、認定薬剤師
薬剤師の平均年収
雇用形態別の薬剤師の平均年収
求人ボックスの調査によると、正社員薬剤師の平均年収は494万円です。日本のサラリーマンの平均年収よりも高い傾向にあります。ここにはフルタイムの正社員と、時短勤務の正社員が含まれます。
一方で、パート薬剤師の平均時給は1,922円です。1日6時間勤務を週5で行った場合、およそ月収は23万円になります。家庭と仕事の両立ができて、ある程度の年収が見込めます。とくに家庭をもつ女性薬剤師は、パートで働く方が多いです。
派遣薬剤師の平均時給は2891円です。派遣薬剤師は1つの会社で長く働くのではなく、人手の足りない企業に期間限定で働く形態です。
以前ほどではないですが、まだまだ薬剤師不足は否めません。派遣薬剤師の需要が減ることは、ここしばらくはないでしょう。
職種別の薬剤師の平均年収
職種によっても年収に開きがあります。主な就業先ごとの年収順位は、下の図の通りです。
製薬企業はダントツで年収が高いです。メインの仕事が営業になるので、若いうちに年収1,000万円も可能です。
2位はドラッグストアです。正社員の給料が高いだけではなく、パートの時給が高い傾向にあります。
3位の調剤薬局では「管理薬剤師」になると手当がつき、年収も高くなる傾向にあります。
4位の病院では、年収よりも仕事内容にやりがいを感じている方が多いです。年収よりも「職能を活かせる仕事内容」を重視しています。
宮城県の薬剤師の平均年収
ここからは、私が在住している宮城県の平均年収について解説します!
結論から言うと、宮城県の正社員薬剤師の平均年収は500万円です。パートの平均時給は2,000円になります。全国平均に比べて、どちらも「少し高め」になります。
およそ10年間、宮城県で働きましたが、肌感覚としてもこの数字でほぼ間違いありません。
正社員の年収は、役職によって変動します。調剤薬局の管理薬剤師であれば550万円。エリアマネージャークラスになると600万〜700万の薬局が多いでしょう。
仙台市ではなく、地方の職場であればもっと高い傾向にあります。これはどこの県でも一緒で、人口の少ない地域のほうが薬剤師が不足してるので、年収は高くなりやすいです。
宮城県の場合、平均年収が最も高いのは栗原市で約525万円。続いて白石市が約509万円です。
もしも今住んでいる場所の年収に満足していないなら、地方で働くのも1つの手です。求人を探すだけなら無料です。登録も1分で終わりますので、ぜひ転職エージェントを活用してみてください!
薬剤師の年代別平均年収について
先述した通り、薬剤師の年収は平均的に高いと言えます。
とはいえ、ここで気になるポイントは「年収の推移」です。年代別に平均年収をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
20代薬剤師の平均年収:415万円
大学時代に必死に勉強したとはいえ、働きはじめの20代は経験不足が否めません。年代別に見ても、20代が最も低い年収になっております。
薬剤師になるためには6年制の大学を卒業する必要があるので、国家試験をストレートで合格したとしても、働き始めは24歳になります。社会人になるのが4年制の大学に比べて2年遅いので、20代の年収に差が出るのも仕方ないと思われます。
年収は「追いかけるもの」ではなく「ついてくるもの」です。20代ではスキルを伸ばすことに集中しましょう。
30代薬剤師の平均年収:581万円
知識・経験が備わってくるのが30代です。30代になると年収が高くなる傾向にあります。主な理由には「中間管理職」に任される人材が増えるということが挙げられるでしょう。
調剤薬局やドラッグストアのキャリアアップとして、30代で「管理薬剤師」になる方は多いです。また、早い人だと30代後半でエリアマネージャーに昇進する方もいます。製薬会社でも主任や係長を任される人が増えてくるでしょう。
役職がつくと責任が重くなるので、結果的に年収が上がります。
30代は最も脂がのった時期です。体力があるので、バリバリ仕事のできる年代でしょう。
40代薬剤師の平均年収:628万円
薬剤師歴も20年を超え、「ベテラン」になる年代です。平均年収は600万円を超えています。まだまだ現場で働ける年齢ではありますが、マネジメント側に回る人も増えてきます。
主な役職としては管理薬剤師やマネージャーだけではなく、部長に昇進する方も出てきます。マネジメント能力は企業側にとっては重宝するスキルなので、年収も高くなる傾向にあります。
40代になるとリーダーシップをとれる人材の年収が高くなる傾向です。経験を積み、市場価値の高い薬剤師が増えてきます。
50代薬剤師の平均年収:685万円
50代になると子育ても一段落つき、仕事に集中できる年代になります。女性薬剤師もフルタイムで働けるようになり、年収が上がる傾向にあります。
また、現場に出ている薬剤師もいますが、採用やマネジメントに回る方も増えてきます。
経営面での期待が寄せられる年代なので、必然的に年収も高くなります。
業界動向と薬剤師の給与の将来性
薬剤師の業界は今後どうなるの?と、不安になる方も多いでしょう。
ここからは、薬剤師業界の行く末や、給与の将来性について解説します!
業界の現状と今後の見通し
薬剤師の業界が今すぐ潰れることはありません。しかし、右肩上がりに市場が推移するかというと、そうではないでしょう。これは国が医療費の削減を図っているからです。薬局を建てただけで簡単に利益が出る時代ではなくなってきています。
オンライン診療もはじまり、服薬指導もオンラインで可能になりました。これが意味するところは、「どこにいても診察が受けられて、薬が家に届けられる時代」になったということ。Amazonの進出で本屋が減ったのと同様に、薬局・ドラッグストアが減る可能性は高いです。
薬剤師の平均年収の推移
先述した通り、医療費を削減するために国は動いています。とはいえ、経営できなくなるほど厳しくすると、そもそも薬剤師が働ける場所がなくなり、医療の提供に問題が出る可能性もあります。
したがって、努力すれば収益が出るように調整されるはずです。薬剤師の平均年収は変わらないか、あるいは少し下がる程度になるでしょう。
今の時点でも、薬剤師が簡単に収益を出せる時代ではありません。これから10年後、20年後のことはまったく予想もつきませんが、少子高齢化の流れもあるので厳しいものと予想されます。
薬剤師の給与の見通し
薬剤師の給与はおそらく減る傾向にあるでしょう。理由は、利益が上げづらくなっているからです。
しかし、地方の職場の給与は高いと言えます。都市部に薬剤師が流れてしまうので、地方は年収を上げないと雇えません。このため、給与は「場所によっては高い」ということが分かります。
もしも今の給与に不満があるなら、1度求人を探してみましょう。地方であれば、年収アップにつながる可能性が大いにあります。
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まとめ
この記事では、薬剤師の給与について解説しました。ここでの情報が求人票を見るときの一助になれば幸いです。
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