【転職】歯科衛生士の自己PR例文と書き方のコツ

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この記事は、歯科衛生士の自己PRの例文と書き方のコツについてまとめた記事です。

笹川 実優
 / 歯科衛生士
笹川 実優 / 歯科衛生士

今回は、歯科衛生士として働いており転職経験もある筆者が歯科衛生士転職の自己PRについて解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

記事執筆者
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笹川 実優

東京都在住。高校在学中より歯科医院でのアシスタント業務を経験し、歯科衛生士を志す。歯科衛生士専門学校卒業後、新卒で歯ブラシ等の予防製品を扱う歯科メーカーに就職。歯科医院への営業活動で多くの歯科衛生士からヒヤリングを行う。オンラインセミナーの立ち上げにも携わり、講師を担当。企業向けセミナーでも講師を担当し、予防情報を発信するメールマガジンなども配信。その後転職し、現在は一般歯科での勤務の傍らライターとして活動中。【保有資格】歯科衛生士免許、介護職員初任者研修

記事監修者
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石田友理

東京都在住。私立歯科大学を卒業、大学病院で研修後に都内のクリニックに勤務。子供からお年寄りまで幅広い年齢層に対して虫歯や歯周病治療に加え、入れ歯治療などの一般歯科治療に3年ほど従事。結婚を機に退職、歯科医師としての経験を活かして、歯科医師のキャリアを中心にライティング・監修を行う。【保有資格】歯科医師免許

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歯科衛生士の転職|自己PRのポイント

歯科衛生士転職の自己PRのポイント1:まずは結論から書く

話し出しに結論を持ってくることで相手が話を聞きやすくなります

その後から具体例や経験などのエピソードを話すことで強みの裏付けができます。具体例や経験が思い浮かばないときは、仕事での成功体験や嬉しかったことを思い出してみると考えやすいです。

歯科衛生士転職の自己PRのポイント2:医院にどうやって貢献していくかを具体的にする

自分の知識や経験を医院にどう活かしていくことができるのか、具体的に述べましょう。

今まで身につけた技術や経験と医院の方針や強みとが合致しそうな点を伝えることで、入職した後の活躍をイメージしてもらいやすくなります。勤務歴が浅くアピールできることが見つからない場合には、自分の長所で業務内容と関係するものを医院の方針と絡めて伝えると良いでしょう。

歯科衛生士転職の自己PRのポイント3:アピールもやりすぎは禁物

背伸びせず、自分のキャリアにあった自己PRを1つか2つ話すだけで十分です。

アピールできることがうまく見つからない場合は、「精一杯頑張ります」「体力には自信があります」など頑張りたい気持ちを伝えるだけでも好印象を与えられます。

笹川 実優
 / 歯科衛生士
笹川 実優 / 歯科衛生士

自分ができることをあまりに並べすぎると嘘っぽくなってしまったり、入職した後に期待されすぎてしまいます。

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歯科衛生士/笹川実優さんのコメント

新卒や経験の浅い段階での転職では自分の強みがなかなか見つけられず、ついつい「この医院で学ばせてほしい」といった内容で自己PRを作りたくなってしまいます。ですが学ばせてもらうのは私側のことで医院側のメリットにはならないので、自分のどんなところが医院に活かせるのかひねり出してでも見つける気持ちで自己分析していました。面接で伝えるときには、完璧に暗記していくと思い出せないときに黙ってしまいやすいので、箇条書きにして大まかに暗記していくようにしていました。面接の前には医院見学があることも多いので、そこで新しく得られた情報を「先ほど〜を拝見して」といったように追加で話すこともできます。和やかな雰囲気のときは見学中も気を抜かず面接で話せるポイントを探すようにしています。

歯科衛生士転職の自己PRのNGポイント2点

歯科衛生士転職の自己PRのNG1:歯科衛生士業務以外のことを述べる

「レセプト業務ができます」「治療計画が立てられます」など、本来の歯科衛生士業務から外れた受付業務や歯科医師業務などを自分のアピールポイントとして選ぶのは、歯科衛生士としての強みの判断ができないため良くありません。

自己PRの目的は歯科衛生士として何が得意なのか、どんなことができるのかを伝えることです。そのほかのスキルについては入職後に分かってもらえることも多いので、自己PRの内容は三大業務に関わる能力やコミュニケーション能力など歯科衛生士が行う業務の範囲内にとどめ、歯科衛生士としての自分をアピールするようにしましょう。

歯科衛生士転職の自己PRのNG2:アピールしすぎる

自分を採用してほしい気持ちの表れから長所や強みをいくつも並べると、どれも中途半端になりやすく逆に長所がわかりにくくなってしまいます話が長くなりすぎることもありきいている側としては飽きてきてしまうこともあるでしょう。

また、実績を誇張しすぎてしまうのもよくありません。大きな数字や華々しい実績を持っている場合でも、話すときは落ち着いて、謙虚な姿勢をアピールする必要があります。自己PRの目的は、長所が自分の医院とマッチしているのか判断すること、この人と一緒に気持ちよく働けるか、今いるスタッフと協力してやっていけそうかを見極めることでもあります。

笹川 実優
 / 歯科衛生士
笹川 実優 / 歯科衛生士

文章を作成したら、医院側の意見に立って読み返し、自分だったらこの人と働きたくなるかどうか考え直してみるのもいいかもしれません!

歯科衛生士転職の自己PR例文5選

歯科衛生士転職の自己PR例文1

前職での経験から自己PRを考えた例文です。仕事で嬉しかったことをベースに考えられています。

私の長所は、我慢強さです。

前職で、リコールには応じてくれるものの歯肉の炎症と縁上プラークの多い患者さんがいらっしゃいました。メインテナンスのたびに繰り返し繰り返し我慢強く現在のリスクとセルフケアの重要性についてお伝えしたところ、私が担当になってから3年近く経って急にプラークコントロールの改善がみられました。お話を伺うと、最近親族が誤嚥性肺炎で亡くなって口腔ケアの重要性を体感し、自分はそうなりたくないと思って丁寧にケアをするようになったそうです。
患者さんのどのタイミングがケアを始めるきっかけになるか分からないからこそ、我慢強く伝え続けることは重要だと感じています。貴院でもこの強みを活かし、患者さんの口腔衛生状態の向上を目指したいと考えています。

笹川 実優
 / 歯科衛生士
笹川 実優 / 歯科衛生士

我慢強いという長所が、今後の新人教育など他の業務でも発揮できることをイメージさせられるともっとよいかもしれません。

歯科衛生士転職の自己PR例文2

新卒で医院に応募した際の自己PRは、学校やアルバイト先で頑張ったことなら考えやすいです。

私の強みは、物事を最後まで粘り強くやり抜くことです。
歯科衛生士専門学校の入学時に年次ごとの優秀学生の表彰制度があると知り、最優秀学生を目標に努力することを決めました。目標達成のために、授業の復習や国家試験に向けた勉強だけでなく、歯科衛生士向け雑誌を校内の図書室から借りたり臨床実習で積極的に質問したりするなどして、臨床に沿った情報も手にいれられるよう努力しました。その結果、2年次の年間最優秀学生として表彰されることができ、自分が憧れていた歯科衛生士に近づく自信になりました。
この粘り強くやり遂げる力を活かして、資格取得の支援が充実していて一生学び続けることができる貴院でも努力したいと思っています。

笹川 実優
 / 歯科衛生士
笹川 実優 / 歯科衛生士

具体的な実績がある場合はアピールした方がいいですが、くどくなったり自慢っぽくなったりしないように注意しましょう。医院の特徴も活かして、自分とリンクできるところを盛り込むとやる気が伝わります。

歯科衛生士転職の自己PR例文3

新卒を想定した例文ですが、他職種で働いていた場合にも使えます。「コミュニケーション能力が高い」という自己PRは抽象的になりやすいので、さらにもう一歩踏みこんで考えると話の展開もさせやすいです。

私は、その人ごとに必要なコミュニケーションを見極める能力に長けています。
学生時代にアルバイトしていたカフェでは会話を重視しており、お客様ごとに話をしながら商品を選びたい方なのか、ご自身でじっくり商品を選びたい方なのかなどに配慮して、その方が一番心地良いと思う対応を心がけていました。その結果、「話を聞いてくれて嬉しかった」「また来ます」と多くのお客様に言っていただいたほか、先輩にも「お客様が楽しそうに話をしているね」と言われたことがあります。
歯科衛生士も患者さんとの会話が欠かせない仕事だと思うので、貴院でもこのスキルを活かして患者さん一人ひとりに満足していただけるようなコミュニケーションをとっていきたいです。

笹川 実優
 / 歯科衛生士
笹川 実優 / 歯科衛生士

実際に言われたことを取り入れるとイメージしてもらいやすくなって説得力も増します!

歯科衛生士転職の自己PR例文4

出産と子育てでのブランクを日常生活での内容から強みに変えた例文です。

8年間あったブランクの間に、時間の管理と生産性の向上に努めてきました。
まずは無駄な時間を過ごしていないかタイムスケジュールを書き出して、現在の行動を棚卸ししました。見直した結果、料理の時間が短縮できそうだと分かったので、新しい家電を購入したり、食材のまとめ買いや作りおきを活用したりといった家事の時間短縮と時間の質の向上に取り組むことができました。自由な時間が増えたことで子どもと過ごす時間が増えたことはもちろんですが、健康のために運動をする時間ができ、半年で7kgのダイエットにも成功しました。
出産と子育てでブランクはありますが、この経験は患者数が多く診療のお忙しい貴院のような環境でも役立つと考えています。

笹川 実優
 / 歯科衛生士
笹川 実優 / 歯科衛生士

「私の強みは」「その結果」など、テンプレートらしい単語を控えめにしたいときは、書いたり話したりする際に行間やトーンを意識する必要があります。

歯科衛生士転職の自己PR例文5

自分の短所から自己PRを考えた例文です。「人見知りでうまく話せない」「気が弱い」を「人の話をよく聞く」に言い換えると長所になります。

私の長所は、話をよく聞くところです。
現在勤務している歯科医院では持ち回りで新人教育を担当しています。その際、失敗したときでもむやみに注意せず、なぜその行動をしたのかまず理由を聞くようにしています。結果として、話を素直に聞き入れてくれ、早期離職しにくいと感じています。また、患者さんにも「こんなに話を聞いてもらったのは初めて」と喜んでいただけることが多く、セルフケア意欲の向上や物販の購入に繋がっている実感があります。
訪問歯科で働くのは初めてで至らぬ点もあるとは思いますが、この経験を活かして傾聴の姿勢を大切にし、患者さんの言葉にしっかり耳を傾けられるような歯科衛生士を目指して精一杯努力していきます。

笹川 実優
 / 歯科衛生士
笹川 実優 / 歯科衛生士

医院の得意な診療で必要とされるスキルの中で、自分が持っているものはないかという視点からも自己PR内容を探せるかもしれません。

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笹川 実優
 / 歯科衛生士
笹川 実優 / 歯科衛生士

ここまでが歯科衛生士転職の自己PRに関する情報でした。参考になりましたでしょうか!

歯科医師石田友理プロフィール画像

歯科医師である石田友理さんコメント

歯科衛生士は歯科医師と同様に歯科診療で患者さんの口腔内の健康を直接支えています。患者さんは子供から高齢の方まで様々な人が来院し、治療をする中でコミュニケーションも密にとるのでコミュニケーション能力の高い人や狭い口腔内で作業を行うため、忍耐力があり細かな作業が苦ではない人が求められます。しかし歯科衛生士は超売り手市場で求人のニーズが高いので面接などの受け答えが笑顔できちんとできる人や自身の経験年数や前職などの業務内容を具体的に伝えるのも効果的です。

もし、歯科衛生士として労働環境に悩んでいたり、肉体的・体力的につらいと感じる方は異業種にチャレンジするのもよいでしょう。転職活動で不安がある方や迷っている方は無料相談も行っているので、まずは登録することをおすすめします。

ミラキャリ+
編集部
ミラキャリ+ 編集部

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