【転職】歯科助手の志望動機５つのポイント【例文付】

歯科医師である石田友理さんコメント

歯科助手は歯科医師や歯科衛生士の診療のサポートをする他、受付や会計、カルテの準備など幅広い業務で歯科医院を支えています。資格や免許は必須ではありませんが、受付で明るく出迎えたり、治療後に見送ったりして患者さんの不安を取り除くことができるので結果として歯科医院の印象もあがります。コミュニケーション能力の高い人や臨機応変に対応できる人が求められます。そのため、志望動機を書く際にはその部分を実際のエピソードなどを交えて強調すると効果的です。

歯科助手経験のある歯科衛生士沖園みのりさんの体験談

私は現職で採用面接も担当することがあります。私が勤務しているのはインプラント治療に特化した医院なのですが、小児歯科や訪問診療に特化した医院での勤務経験を強くアピールする方が過去にいらっしゃいました。仕事内容ではなく、待遇面だけに惹かれて応募したのかな、と思ってしまった経験があります。残念ながら不採用となりました。

私は約5年間、歯科助手として診療補助の経験を積んでまいりました。これまでは成人を中心に診療を行う医院に勤めておりましたが、小児の患者さんも日々多く来院される環境でした。

しかし歯科助手としての経験を積む中で、以前からもっていた「子供と関わる仕事がしたい」という思いが強くなりました。そこで小児歯科に特化した医院であれば、小児の患者さんや保護者の方へもっと充実したサポートをしてあげられるのではないか、と考えるようになり、小児歯科専門の貴院に魅力を感じ志望いたしました。

一般歯科で培ったこれまでの経験を活かしながら、小児の患者さんや保護者の方が安心して来院することができる環境づくりに努めたいと思っております。

歯科助手として約3年間、診療補助や受付業務を担ってまいりました。現職の歯科医院は一日に来院する患者数が約100名前後とかなり多いこともあり、効率重視の診療スタイルでした。

私は歯科助手の仕事の中で、患者様の不安を取り除く為の声掛けや、安心して治療を受けて頂けるような思いやりを持ったコミュニケーションを大切にしたいと思っている為、患者様ひとりひとりに時間をかけてしっかり向き合う貴院の診療理念に共感し、この度志望させて頂きました。

入職後は、これまでの経験で培った業務効率化の為の施策を貴院でも積極的に活かし、コミュニケーションに多くの時間を使えるように工夫して業務に取り組んでいきたいと考えております。

前職では、飲食店で接客業に従事しておりました。日頃からお客様とは積極的にコミュニケーションを取り、お客様の求めていることを先読みして行動するよう常に心がけておりました。その結果、お客様から「あなたのおかげで楽しく食事ができました」とお言葉を頂けた時はとても嬉しかったです。

私は人とコミュニケーションを取ることが好きなので、患者様と長期的に関わりを持てる歯科助手の仕事に興味を持つようになりました。貴院を見学させて頂いた際の、患者様と和気あいあいとコミュニケーションを取るスタッフの方々がとても印象に残っております。

歯科助手は未経験ですが、これまでに培ったコミュニケーションスキルを活かし貴院に貢献していきたいと考えております。

私は、将来様々なライフイベントを経た後も長期的に仕事がしたいと考えている為、専門的なスキルを身に着けられる医療業界で仕事がしたいと考えております。未経験の方の入職が多く、教育体制が充実した貴院であれば、専門性を身に着け、長く働けるのではないか、と考え志望いたしました。

前職では一般事務として電話・来客対応、文書作成、備品・在庫管理などの業務を担ってまいりました。歯科助手としての勤務経験はありませんが、これまでに培った他の部署との連携を円滑に進める為のコミュニケーション能力や、正確な事務処理能力を活かし、貴院に貢献していきたいと考えております。

私は、歯科治療に苦手意識がある方の不安を和らげ、安心して通院して頂くための手助けができれば、と思い歯科助手を目指すようになりました。

私は幼いころから歯科治療がとても苦手で、歯科医院に通うことを苦痛に感じていましたが、治療の為通院することになった歯科医院の受付や助手の方の親切で優しい応対のおかげで、安心して最後まで治療を受けることができた経験があります。その体験から、貴院の「寄り添いを大切に」という診療理念に共感し、志望いたしました。

歯科助手としての経験はありませんが、入職できた際には、不足する知識は自ら積極的に学び、一日でも早くお役に立てるよう努めてまいります。

歯科助手経験のある歯科衛生士沖園みのりさんのコメント

歯科助手は無資格でも経験がなくても始めることができる仕事なので、比較的転職は難しくないと言えるでしょう。しかし、良い条件の求人は応募が殺到しますので、その分競争倍率も上がります。自身が転職先として望む歯科医院に採用してもらう為には何が大切なのでしょうか。勿論、医院によって求める人材は異なる為、一概には言えないことは前提です。私が実際に採用活動を行っている中で一番大切だと感じるのは、面接での第一印象です。歯科医院の採用面接は、一般企業と比較するとカジュアルな雰囲気であることが多く、遊びにいくような服装で友人と話しているような感覚で、面接に臨む応募者も多いです。数ある応募者の中で「この人と働きたい」と思ってもらう為には、歯科医院だからと気を抜かずに、当たり前のことが当たり前にできる社会人として臨む姿勢が大切ではないでしょうか。