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「児童指導員の給与事情は?平均年収は高い?低い?」
「やりがいも必要だけれど、平均的にどれくらいもらえるの?」
という方に向けてこの記事では、児童発達支援の分野で実務経験のある筆者が、児童指導員の平均年収や給与について、自身の体験談や資料をもとに分かりやすくご紹介していきます。
小林めぐみ
愛知県在住。短期大学で保育を専攻し、卒業と同時に保育士資格、幼稚園教諭2種免許を取得。私立幼稚園に4年勤務したのちに結婚を機に一度保育の分野から離れる。第一子を出産後、児童発達支援事業所(現在は子ども発達支援センター)にて勤務。第二子の出産を経て、別の児童発達支援事業所(重症心身障害児通所施設)にて勤務。第三子出産により育休を取るが、育休中に子どもの発達障害が分かり退職。現在は、在宅でwebライターとして仕事をする傍ら、子どもの療育などのサポートに徹底。児童発達支援での勤務経験を自身の育児に活用し、今度は親としての立場で発達障害と向き合い、試行錯誤しながら子育てを楽しんでいます。
児童指導員の平均年収
求人ボックスによると、児童支援員の仕事の平均年収は337万円です。この数値は、日本の平均年収に比べてやや低い結果となっています。
この年収を月給で換算してみると28万円、初任給の場合は21万円程度が相場のようです。平均時給としては、アルバイト・パートが1,064円、派遣社員では1,277円となります。
また、グラフを見てみると、平均年収である337万円は一番ボリュームのある280〜321万円の部分よりも高い水準に位置していることが分かります。
全体の給与幅は、239〜568万円と比較的広範囲なため、児童指導員の給与は勤務先や経験・スキルによっても大きく異なるということが分かりますね。
児童発達支援事業所勤務経験者 小林めぐみさんの体験談
私は当時、正社員ではなく嘱託職員としてフルタイムで働いていました。正社員の職場仲間の話を聞く限りでは、そんなに給与に差がないように感じていました。ただ、私は継続年数が増えても給与額がほとんど変わらないのに対して、正社員は継続年数が増えていくにつれて少しずつ増えていくと聞き、「なるほど!」と思ったことを覚えています。
やりがいももちろん大切ですが、給与事情も大切な部分ですよね!
地方ごとの児童指導員の平均年収
上の資料は、児童支援員の平均年収を地域別で比較したものです。最も平均年収が高い地方は関東の358万円。 一方、最も給与水準が低いのは北海道・東北地方で282万円。両者の差はおよそ76万円と、かなり大きな差があります。
児童発達支援事業所勤務経験者 小林めぐみさんのコメント
私が住んでいる東海地方は、全国比でみると関東に次いで比較的高い水準であることが分かります。給与だけでみると、地域間で差があるように思えますが、高い地域はそれなりに物価も高めであることが多いですよね。年収が高くない地域だから…と働く場所を制限してしまうのは少し違うのかもしれません。比較的栄えており人口が多い地域はそれだけ施設数も多く、児童支援員として働ける場所の選択肢が増えるという点がメリット。その分、専門性の高い職種の人も集まりやすい傾向があるため、自身の学びやスキル面でもさらに上を目指せますよ。
しかし、給与の差は地方だけに出るものではありません。児童支援員には働ける場所として、児童発達支援・放課後等デイサービス・医療型児童発達支援・福祉型障害児入所施設などさまざまな場所があります。
これらのサービス形態の違いによっても給料は大きく変わってきます。視野を広げて、様々な観点から求人を探してみるのも良いかもしれませんね!
まとめ
この記事では、児童指導員の平均年収、給与についてまとめました。ここでの情報が求人票を見るときの一助になれば幸いです。