介護士求人は未経験でも勤務可能?

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「未経験だけど介護士になりたい!」
「介護士になりたいけど私は経験者じゃないし……..」

石田楓 / 介護福祉士、社会福祉主事
石田楓 / 介護福祉士、社会福祉主事

こういった方に向けて、この記事では実際に介護士としての実務経験がある筆者が、未経験が知りたい介護士の仕事についての解説をします。ぜひ参考にしてください!

記事執筆者
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石田 楓

北海道在住。商業高校卒業後、ホテルへ就職、web制作会社の営業への転職を経験する。20歳のときに初任者研修(当時のヘルパー2級)を取得し、グループホームの立ち上げスタッフとして介護施設へ転職。グループホームでは、現場職員として日常的な介護や夜勤を経験。23歳で介護福祉士を取得し、同じ介護業界の他社へ転職。配属先はショートステイで、2年ほど現場職員として勤務しながら社会福祉主事を取得。27歳のときに新規ショートステイ立ち上げメンバーに選ばれ相談員として異動。4年ほど相談員としてケアマネージャー・病院ワーカーとの連携や利用者家族の対応。現在は介護ライターとして活動する。【保有資格】介護福祉士、社会福祉主事

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介護業界の有効求人倍率について

有効求人倍率とは?

有効求人倍率とは、求職者1人に対してどれほどの求人があるのかを示した数値です。

1人に1つ以上の求人がある場合は「買い手市場」、1つ以下の場合は「売り手市場」と判断されます。その業界が人手不足なのか、転職・就職しやすいのかを判断する際に有効なデータです。

介護業界の有効求人倍率は、令和4年12月の時点で4.01となっており、圧倒的な買い手市場といえます。現状、さまざまな介護サービスが人手不足の状態です。

介護業界の人手不足問題は、これからも増え続けると予想されています。なぜなら、日本の高齢化率は増加の一途をたどっているからです。令和3年10月の段階で、日本の高齢化率は18.9%と高い数値を出しています。推計人口から計算された未来予想によると、令和18年には33.30%、令和47年には38.4%になるとのこと。

このようなデータから、介護業界は担い手の増加に力を入れています無資格・未経験の方も積極的に採用している事業所が多いため、転職・就職を考えている方にとっては就活しやすい業界といえるでしょう。

出典:厚生労働省「職種別有効求人・求職状況(一般常用)
出典:厚生労働省「高齢社会白書

未経験で介護業界で働く場合の給料は?

「介護未経験可」の求人広告を調査し計算した結果、介護未経験者の月収はおよそ24万円前後です。ボーナスを含めると、年収は370万円〜390万円が目安となっています。

パート・アルバイトの場合は、各地域の最低賃金〜+αの金額で設定されているところが多い傾向でした。上記の金額に、資格手当・夜勤手当・役職手当・交通費などをが加算されます。

ただし、介護業界が一律で24万円前後もらえるわけではありません。サービス形態によって給与のベースが異なるからです。令和3年に厚生労働省が調査した内容によると、サービス形態ごとの給与は表のようになっていました。

サービス形態別の月収(介護従事者1年〜1年11ヶ月)
介護老人福祉施設(特養)29万円
介護老人保健施設(老健)30万円
介護医療院27万円
訪問介護27万円
通所介護(デイサービス)24万円
通所リハビリ(デイケア)27万円
小規模多機能27万円
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)25万円
出典:厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果

表を見てもらえばわかるとおり、一昔前の薄給なイメージとはほど遠く、一般の企業よりも少し低いか同等の金額になっているというのがうかがえます。

石田楓 / 介護福祉士、社会福祉主事
石田楓 / 介護福祉士、社会福祉主事

表の月収は、有資格者・無資格者関係なく集計した金額です。基本的には24万円をベースとして、勤務する施設によって表のように給与が上下すると認識しておきましょう。

未経験で介護業界に転職するコツ

未経験可の求人を探す

「未経験者可」「未経験者歓迎」と記載されている求人を探しましょう。未経験者を歓迎している事業所は案外多いです。

自分で調べるのが大変な方は、職業安定所や転職エージェントを活用するという方法もあります。転職斡旋会社を利用すれば、手間をかけずに自分に見合った企業がすぐに見つけられます。

MIRAISTEP
編集部
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自分に合うサービス形態の事業所を探す

介護には主に入居系・通所系・訪問系と、3種類の業態が存在します。それぞれ、勤務時間・業務内容・求めている人材が異なるため、自分の希望する勤務時間・業務形態・スキルを基準に事業所を選ぶとよいでしょう。

一例として、入居系だと夜勤が必須な事業所が多いです。通所系だと運転スキル必須の場合があります。訪問系だと、家事全般ができた方が採用されやすいです。

介護に活かせる経験をアピールする

介護の知識がなくても、これまでの仕事から活かせる経験はたくさんあります。特に介護は人と接する仕事なので、「前職は接客業だった」「スタッフ同士のコミュニケーションを意識していた」などをあげると、面接官としても好印象です。

また「相談員になりたい」「介護福祉士を取得したい」など、スキルアップの意欲をアピールすると、採用につながる可能性が高まります。

石田楓プロフィール画像

介護福祉士、社会福祉主事/石田楓さんのコメント

介護業界は、資格や知識だけでなく、コミュニケーション能力や人柄を重視する傾向にあります。そのため、求人応募の電話で明るく元気に対応する、面接時の挨拶を笑顔でする、といったちょっとしたポイントで採用される可能性が上がります。

石田楓 /
介護福祉士、社会福祉主事
石田楓 / 介護福祉士、社会福祉主事

ここまでが未経験が看護師を目指すときに知っておくべき情報です。参考になりましたでしょうか!

MIRAISTEP
編集部
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まとめ

この記事では、未経験者が介護士を目指すときに知っておきたい情報をまとめました。この記事が求人票を見る際の一助になれば幸いです。