【例文あり】介護士の転職自己PRの書き方のコツ

介護士 山野沙月さんの体験談

私も以前、介護士としての面接の際に自己PRの部分でかなりの時間を費やしました。私のキャリアの中で得た経験やスキルはもちろんのこと、それらをどのように伝えるかは非常に重要です。最初は、具体的なスキルや介護のシーンでの対応力を中心にPRしようと考えていました。しかし、友人から「介護は技術だけではなく、心のケアも大切だ」というアドバイスを受け、方向性を変えることにしました。私が最も大切にしてきたことは、利用者の心の声をしっかりと聞き、真心を込めたケアをすることでした。

そこで、自己PRでは「多くの利用者とのコミュニケーションを通じて、その人の生きがいや日常の小さな喜びを共有しながらケアを提供してきました」という経験を強調しました。このようなアプローチで自己PRを書くことで、採用担当者から「技術や知識だけではなく、介護の現場での人間力を感じることができました」との好意的なフィードバックを得ることができました。

私には、アルツハイマーの方々を専門とする介護施設での5年以上の勤務経験がございます。この期間中、患者様の状態に応じたケアプランの立案から実施、そして評価までの一連のプロセスに関与しました。また、患者様の家族とのコミュニケーションも重視しており、家族会議にも定期的に参加して、家族の方々の意見や希望を取り入れたケアを提供してきました。この経験を活かし、より多くの患者様とその家族に寄り添ったケアを提供していきたいと考えています。

前職では、大小様々なプロジェクトをチームで推進してきました。特に、多職種連携を重視したケアの取り組みに携わり、医師やリハビリスタッフ、ソーシャルワーカーとの連携を深めながら、患者様のQOL向上を目指しました。この経験から、多職種のメンバーとのコミュニケーションや、チーム内のリーダーシップを取ることの重要性を深く理解しています。今後もこの経験を活かして、チーム全体の力を最大限に発揮していきたいと考えています。

介護の分野は日々進化しており、その変化に適応することが大切だと感じています。そのため、私は月に一度は必ず介護に関する研修やセミナーに参加しており、最新の情報や技術を取り入れる努力をしています。最近では、ICTを活用したリモートケアや最新の認知症ケアの手法についての研修を受け、その知識を現場でのケアに反映させることができました。自ら進んで学び続ける姿勢は、私の専門家としてのプロフェッショナル精神の表れだと考えています。

私は過去の職場で突発的な事態や緊急の状況が数多く発生していました。そういった状況においても、冷静に情報を整理し、迅速かつ適切に対応することを常に心がけていました。例えば、夜間の急変時やスタッフ不足の際、臨機応変にリーダーシップを取り、スタッフの連携を円滑に進めるよう努力してきました。

これらの経験から培った判断力や瞬時の決断能力、そして行動力は、私が持っている重要な資質の一つと自負しております。今後もこの能力を活かし、どんな状況でも最適なケアを提供していく所存です。

私は介護の現場で得た一つ一つの感謝の言葉や笑顔が最も大切なものであると考えています。患者様やそのご家族との関わりの中で、真心を込めたケアの大切さを日々実感します。前職では、特に高齢者の方々とのコミュニケーションを深めるための研修を受け、それを実際の現場で活用することで、多くの患者様から信頼を得られました。人と人とのつながりを大切にし、それを実際のケアに落とし込むことが私の強みであると自負しております。今後もその姿勢を続けていく所存です。

カイゴジョブエージェント