歯科助手に向いてない人の特徴３選【元歯科助手が解説】

「私って歯科助手に向いていないのかな……？」
「歯科助手に向いていない人の特徴を知りたい！」

沖園みのり 歯科衛生士

こういった方に向けて、歯科助手としての勤務経験から、私が感じた歯科助手に向いていない人の特徴について解説させていただきます。参考にしていただければ幸いです！

記事執筆者

沖園 みのり

東京都在住。都立高校卒業後、大手通信会社コールセンターにて受電業務に従事する。その後、歯科医療法人にて歯科助手を経験し、キャリアアップの為に歯科衛生士学校夜間部への入学を決意。在学中は歯科医院2軒に勤務し歯科助手経験を積む。歯科衛生士免許取得後は一般歯科にて主に歯周病治療を担う。現在はインプラント治療に強みのある完全自費診療の都内歯科医院に勤務し、歯科衛生士業務・マネジメント業務を担う。【保有資格】歯科衛生士免許

記事監修者

飯田このみ

東京都在住。国立大学歯学部を卒業後、大学病院口腔外科にて研修し都内のクリニックに勤務。一般歯科をはじめ、審美歯科、インプラント治療、矯正治療、小児歯科など、子どもからお年寄りまで多岐にわたる治療を行う。出産後は1年の育児休暇を経て臨床現場に復帰し、子育てと両立しながら勤務している。子育てを機に転職の経験があり、自らの経験が女性のキャリア形成や働き方の参考になればと思い、勤務医として働きながらライターとしても活動。【保有資格】歯科医師免許、日本口腔インプラント学会専修医、インビザラインGoシステムライセンス

歯科助手向いていない性格・キャラの特徴

歯科助手向いてない人の性格・キャラ1：コミュニケーションに不安がある人

歯科助手として活躍する上で、コミュニケーション能力は必須条件と言っても良いでしょう。電話応対や受付、診療室でのアシスタント時など、対患者さんはもちろんですし、歯科専門職とのコミュニケーションは、求められない場面はないというほど常に発生します。

人と話すことや関わることに、苦手意識を持っている人だと毎日がつらいかもしれません。コミュニケーションに苦手意識のある人には、歯科助手は向いていない仕事だと言えるでしょう。

歯科助手向いてない人の性格・キャラ2：血を見るのが苦手な人

歯科医院で行われる治療は、基本的に観血的処置が多いです。炎症が起きている歯ぐきからは、検査の為少し触れるだけでも血が出てきますし、麻酔を打てば、打った箇所から大体出血します。また、外科処置ともなると言うまでもなく比にならない位の出血を目にすることになります。

歯科助手は、術野の確保や口腔内の怪我を防止する為に、正確にその血液を吸引しつつ組織の排除を行わなければなりません。そのため必然的に、出血部位を凝視することになります。血を見ることに強い抵抗がある人には向いていない仕事であると言えます。

歯科助手向いてない人の性格・キャラ3：注意力に欠け、ミスが多い人

歯科医院では、医科のようなすぐに命に関わるような仕事は少ないですが、やはり医療行為を行う臨床現場である為、器具や材料の取り扱いには細心の注意が必要です。劇薬や毒薬も多く取り扱いますので、小さなミスが人体や治療の結果に影響を及ぼすこともあります。

周りのスタッフが平然と行うことができる業務に対して同じ失敗を何度も繰り返してしまうような人だと、医療現場の安全が担保できなくなってしまいます。ミスが多い人は、歯科助手を続けていくのは難しいかもしれません。

歯科助手経験のある歯科衛生士沖園みのりさんの体験談

私が歯科医院に勤める上で一番大切だと感じていることは、自ら積極的に学び、それを行動に移していくことです。なので、それができないと苦労することが多い印象があります。主体的に行動できる人でないと、皆忙しそうで聞けない、何をすれば良いかわからない、と一人ポツンと立ち尽くす状況になってしまうので、周囲とコミュニケーションを取ることに苦手意識がある人や、知識があっても行動に繋げられないような人には向いていないでしょう。また、自分がどんどん前に出て活躍したい！と考える人には向いていない仕事だと言えます。医療の現場は、資格がものを言うような雰囲気が強いので、立場をわきまえられないと、調和を乱す人になってしまうかもしれません。

飯田このみさんの歯科医師目線でのコメント

歯科助手とは、歯科医院において診察や治療がスムーズにできるようあらゆる面からサポートする職業です。治療に使用する器具の準備や洗い物・滅菌をはじめとした安全管理、電話対応、受付業務や会計業務、材料の発注など…仕事の内容は挙げればキリがなく、とてもたくさんの業務があります。面接にいらっしゃる方で「受付業務を希望します」とおっしゃる方もいますが、治療内容や治療準備の知識がないと患者さんの予約管理はできません。医院にもよりますが、診療準備や片付けといった患者さんには見えない部分の業務もひと通りできるようになっていただくことが多いです。思っているより裏さん、縁の下の力持ち、な存在です。その中でもやはり、受付や電話で患者さんや業者さんとのやりとりをする「医院の顔」でもあるので、コミュニケーションを円滑に図り、情報を正確に伝えることのできる方は向いていると思います。その一方で、感情をうまくコントロールできない方は向いていないのかなと思います。業務内容が多岐に渡るので、忙しい医院ですと同時にいろいろなことをやらなければいけない場面も出てきます。そんな中で患者さんに声をかけられたとき、笑顔で真摯に対応できなければ医院の評価は下がってしまいます。テキパキとしつつ、忙しい中でも患者さんに優しく笑顔でいてくださる歯科助手さんは、とてもありがたい存在です。

沖園みのり 歯科衛生士

ここまでが歯科助手に向いていない人の特徴についての解説でした。皆さんの参考になれば幸いです！

歯科助手の良くある質問、Q＆A

Q1：歯科助手の仕事内容は？

歯科助手とは、歯科医師や歯科衛生士のサポートをする仕事です。その業務は診療以外のすべてと言っても過言ではない程多岐にわたります。

関連記事：歯科助手とは？仕事内容、なるには？資格は必要？【経験者が徹底解説】

Q2：歯科助手の平均年収はいくらですか？

求人ボックス（2023/8/21時点）によると、歯科助手の平均年収は約323万円で、月給に換算すると約27万円です。

日本全体の平均年収は443万円、女性全体の平均年収は302万円となっていますので、全体と比較すると低い水準にあり、女性全体の中では平均程度であると言えます。(参考：国税庁令和3年分民間給与実態統計調査)

関連記事：歯科助手の平均年収とは？【実務経験者が解説！】

Q3：歯科助手の仕事のやりがいは何ですか？

沖園みのり 歯科衛生士

歯科助手の仕事のやりがいには以下のようなものがあります！

関連記事：歯科助手のやりがい5選

Q4：歯科助手に向いている人はどんな人ですか？

沖園みのり 歯科衛生士

この記事では歯科助手に向いてない人の特徴を紹介してきましたが、歯科助手に向いている人の特徴は以下の通りです。

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MIRAISTEP 編集部

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