PR
この記事は、歯科衛生士の転職面接でよく聞かれる質問を7つまとめた記事です。
この記事では、歯科衛生士として転職経験を持つ筆者が面接で良く聞かれる質問を7つ厳選して紹介するとともに、回答のポイントを解説して行きます!
笹川 実優
東京都在住。高校在学中より歯科医院でのアシスタント業務を経験し、歯科衛生士を志す。歯科衛生士専門学校卒業後、新卒で歯ブラシ等の予防製品を扱う歯科メーカーに就職。歯科医院への営業活動で多くの歯科衛生士からヒヤリングを行う。オンラインセミナーの立ち上げにも携わり、講師を担当。企業向けセミナーでも講師を担当し、予防情報を発信するメールマガジンなども配信。その後転職し、現在は一般歯科での勤務の傍らライターとして活動中。【保有資格】歯科衛生士免許、介護職員初任者研修
歯科衛生士の転職面接でよく聞かれる質問7点
歯科衛生士の転職面接でよく聞かれる質問1:なぜ転職しようと思ったのか?(転職理由)
引越しや結婚など、やむを得ない理由の場合は素直に説明しましょう。一方、人間関係や待遇が理由で転職した場合は、同じ理由で転職する可能性を懸念されてしまうため、そのまま伝えるのは避けて理由を前向きにして話すとよいでしょう。
例えば、”人間関係がよくなかった”という転職理由は”コミュニケーションがうまく取れなかった”と言い換えることもできるので「円滑なコミュニケーションが取れる職場で働きたいと思いました」と伝えることができるかもしれません。
また、キャリアアップが理由の場合はどんなことを学びたいかも一緒に述べると、医院側も自院とのマッチがどの程度できているのかを計りやすいです。
転職理由については必ずと言ってもいいくらい転職面接で問われる質問です。ネガティブな理由であったとしても極力前向きな印象を与えられるように言い回しを工夫してみることをおすすめします。
歯科衛生士の転職面接でよく聞かれる質問2:前職でどんな業務をしていたか?
入職後に歯科衛生士のやることができる業務と医院のやってほしい業務のミスマッチが起こらないように現時点で出来ること、スキルを確認するためにこの質問をする医院が多いです。
転職希望者にとってもスキルを盛って伝えることは入職後に苦労をすることになるのであまりおすすめはしません。
アシスタント業務経験については、歯科衛生士業務だけではなく診療のアシスタントにも入ってほしいと考える医院においてはアピールポイントとなります。
これに似た業務に関する質問
・患者さんは担当制だったか?
・歯科衛生士は1枠何分で診療していたか?
・歯科衛生士業務の他にアシスタント業務も行っていたか?
・保険がメインだったか?自費も取り入れて診療していたか?
アピールにも繋がるので、その職場で活かせる歯科衛生士業務に限らず、自分がどんな業務をやっていたか詳しく説明すると良いでしょう。
歯科衛生士の転職面接でよく聞かれる質問3:当院を志望した理由は?
この質問には、求人内容や医院のホームページにしっかりと目を通しておくことで、自分の重視したいポイントと合致している部分など、ここで働きたい理由を自分の経験や考えと絡めて具体的に話せるようにしましょう。
医院が重視している診療科目が合致しているというのは伝わりやすい志望理由となるかもしれません。転職理由でもそうですが、志望理由においても、前職の悪口にまで言及することはもちろんNGです。話に盛り上がってしまったからと言って口を滑らせてしまうことには注意をしましょう。
こちらの質問は経験者採用、転職面接でも必ずといっていいほど聞かれる質問です。歯科衛生士という職業自体への想いや医院への熱意をアピールすることをおすすめします。
歯科衛生士の転職面接でよく聞かれる質問4:(ブランクがある場合)なぜ復帰しようと思ったのか?
子育てや介護などで社会人経験自体のブランクがある場合は、その理由を具体的に伝えたうえで復帰しようと思った理由とこれからのキャリアビジョンを伝えます。
他業種で働いていた場合は、さらにその経験を歯科衛生士として医院にどう活かせるかに繋げましょう。
ブランクがあると採用側は”すぐ辞めてしまわないか””ちゃんと働くことが出来るのか”を懸念するため、歯科衛生士として働くことが出来ることや長く勤めていきたいということを上手くアピールできると、医院にも印象がよくなります。
ライフイベントによるブランクについては誤魔化しても仕方がないですし、むしろ勤務先には理解をしてもらっていた方が働きやすくなる面なので丁寧に説明すると良いでしょう。
歯科衛生士の転職面接でよく聞かれる質問5:希望の給料はいくらくらいか?
この質問には、前職での年収や月収を伝え、「同程度かそれ以上を希望します」と伝えるのが無難です。
質問の意図としては、歯科医院が考えている額と就職希望者の考える額にギャップがないか確認するのが目的なので、希望だからと高めの給料を提示するとうまくいかないおそれもあります。給料アップを考えている方でも、求人内容・求人票に書かれている給与水準を確認しておき、その範囲での提示をするようにしましょう。
ここでの回答は「この金額以下なら辞退する」という意味にも捉えられます。スキルや経験のある歯科衛生士はここで高い金額を提示しなくても、働き始めるとしっかり評価され給料が上がっていくことが多いので無難に回答しましょう。
歯科衛生士の転職面接でよく聞かれる質問6:こんな患者にはどのように対応しますか?
この質問では歯科衛生士として仕事に取り組む姿勢や人間力、適応能力などをみられています。
「気難しい患者さん」「治療に非協力的な患者さん」「極度に緊張している患者さん」などいくつかシチュエーションが考えられます。
「懸念点を聞いて一つひとつ解決していく」「他の治療の選択肢を提示して納得してもらった」など自身が実際に行ったことなどを踏まえて誠意ある態度で対応することをアピールしましょう。
自分の経験を踏まえ、温かく、落ち着いた態度で患者さんを安心させられることを強調することがポイントです。
歯科衛生士の転職面接でよく聞かれる質問7:他の医院も受けているか?
医院側としては内定を出した際に受け入れてくれるかを確かめる意図があるので、他の医院も受けているときには、その旨を正直に話しましょう。その上で今受けている医院の魅力だと思っているポイントを付け足し、志望度が高いことをアピールします。
応募している医院の特徴にブレがないかも見られていることがあるので、「予防歯科に力を入れている医院に絞り、2件見学の予定があります」など自分が見学や面接に行く医院の共通点を伝えるのもよいでしょう。
他の医院も受けている場合は正直に伝えつつ、志望度が高いことはしっかり伝えましょう。
歯科衛生士の転職面接を上手く突破するには!
歯科衛生士の仕事は、有効求人倍率が高く他の医院に移ることが容易であるため、面接ではどれだけ長く勤務し続けられるかを上手くアピールすることが非常に重要です。
どんな質問に対する回答もその点を意識して答えることが面接合格に繋がるでしょう。
一方で、面接で自分をよく見せようとしすぎると入職後に苦労することもあるので注意をしましょう。
面接は、採用側の医院からどんな人なのかを見定められる場ではありますが、私たち求職者側も自分が働く職場として適しているか、前向きに働けるか職場かを見極める場でもあるので、双方のマッチングの場所として捉えて臨んでみてください。
ここまでが歯科衛生士の転職面接についての解説でした。みなさんの転職活動が上手くいくことを願っています!
もし、歯科衛生士として労働環境に悩んでいたり、肉体的・体力的につらいと感じる方は異業種にチャレンジするのもよいでしょう。転職活動で不安がある方や迷っている方は無料相談も行っているので、まずは登録することをおすすめします。
歯科衛生士からの転職を考えている方は、【ミラキャリ】に登録をして求人を探してみましょう!
あわせて読む:ミラキャリの口コミや評判とは?