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「アイリストって何をする人?」
「アイリストってどんな仕事なんだろう?」
このような方に向けてこの記事では、アイリストとしての勤務経験があり美容師国家資格を保有している私が、アイリストの仕事内容や必要な資格、1日の流れについて徹底解説をします!
中村真帆
愛媛県在住。大阪の美容学校に入学。在学中には多数のコンテストに出場し、イギリスへ短期留学。パーソナルカラー検定、ジェルネイル検定、美容師免許などの資格を取得。20歳の時、地元の愛媛に戻り美容室へ就職。美容室がトータルビューティーサロンであったため、ネイリスト、アイリスト、エステティシャンを担当し経験を積む。出産をし、育児をしながらの美容業も経験。サロン勤務時には自社HPの作成編集、ブログ掲載、SNSの運用も担当。26歳の時、現場を離れ、現在はSNS運用代行、美容関連の執筆を中心として活動。【保有資格】美容師免許・ネイル検定・パーソナルカラー検定・日本メイクアップ技術検定・ビジネスマナー検定 など
アイリストの仕事内容とは?
アイリストの仕事内容
アイリストは、まつ毛エクステンションやまつ毛パーマを中心とした目の周辺への施術を行う職業です。まつ毛エクステンションの施術は、美容師法に基づく「美容」に該当するため、アイリストになるには国家資格である美容師免許が必須です(参考:厚生労働省HP)。これは目元の施術によるトラブルの相談件数が急増したためです。
参考:厚生労働省「まつ毛エクステンションによる危害防止の徹底について(平成 20 年 3 月 7 日 健衛発第 0307001 号)」
勤務先は、まつげサロンやアイラッシュサロンと呼ばれるまつエク専門サロンやまつエクサロンを併設した美容院となります。また、中にはフリーランスや自営サロンを運営するなどの働き方をする方もいます。
美容師兼アイリスト 中村真帆さんの体験談
私自身、美容師になった当初はアイリストになる事は一切考えていませんでした。ですが、美容業界で働き始めすぐにアイリストの仕事環境や給料、待遇の良さに惹かれ始めました。美容業界の中でもアイリストの給料の良さはトップクラスです。また、女性が働きやすい環境が整っているサロンがほとんどです。それに憧れてアイリストへとシフトチェンジをしましたが、想像よりも大変なこともありました。手元の作業になるのでとても神経を使います。またお客様がご自身で鏡での確認もでき、至近距離になるのでごまかす事は一切できません。最初はそれがプレッシャーになり、落ち込むことも多々ありました。しかし、ちょっとした変化を毎月お客様と作り上げていき、そのお客様に似合うデザインを見つけ、「あなたにしか任せられない!」と何度も指名をしてくれるお客様が増えた時に、アイリストになってよかったなと実感しました。美を追求したい女性が多く集まるアイラッシュサロンで働くことはとてもやりがいを感じ、自分自身の美意識もかなりアップすることができます! アイリストに興味、憧れを持ってくれる人が少しでも増えてくれると嬉しいです!!
まつ毛エクステンションとは
まつ毛エクステンション(まつエク)とは、まつ毛に1本ずつ人工のまつ毛を専用グルー(接着剤)で装着していくことで、つけまつげのようにまぶたに直接装着するものではありません。これによって、まつ毛を長く見せたり、ボリュームを出したりすることで目元をはっきりとさせる効果が得られます。
- メイク時間を短縮できる
- つけまつ毛のように毎日取り外す必要がない
- 汗や皮脂、湿気に強いため、外出先で取れる心配がない
「ビューラー、マスカラでは物足りない…」「でもつけまつ毛はめんどくさいし取れちゃいそう…」「目元はアイライナーに頼らずハッキリさせたい…」なんて方にぴったりです!
まつ毛パーマとは
まつ毛パーマとは、まつげにパーマをかけてカールさせることです。パーマをかけることで、一定期間カールした状態を維持することが出来ます。
- ナチュラルにいつでも上向きまつ毛をキープできる
- 毎日のビューラーを使う手間を省くことができる
- 海やプール、温泉、雨の日などもカールのキープが可能
まつ毛エクステではちょっと派手になりすぎる方や元々自まつ毛が長く、量がある方にはまつ毛パーマをオススメします!
アイリストとアイデザイナーの違い
実はアイリスト、アイデザイナーに仕事の内容の違いは一切ありません。
アイリストはとある会社が、アイデザイナーに関してもある協会が商標権を登録している為、それぞれを名乗り営業をするのには、商標権をもつ団体への申請と許可が必要です。所属する協会によって名称が変わってくるだけで、施術には何ら関係ありません。
アイリストになる方法は?必要な資格は?
アイリストのなる為の絶対条件は美容師免許の取得です。美容師免許を取得する為には、美容師養成機関に2年以上通うことが必要です。これはアイリストになる為の第一段階であり、民間で発行している資格もいくつかあります。資格取得の有無は、就職や初任給に少なからず関わってきます。
美容学校在学中に取得できる資格も多いので、取得することをオススメします!
美容師兼アイリスト 中村真帆さんの体験談
アイリストになろうと思ったきっかけはアイリストをしていた友人の影響です。美容師だった私は早朝に店に行き、夜はレッスンをして帰る日々でした。そんな中アイリストの友人から話を聞くと、レッスンや時間外労働も少ない上に私よりお給料上だったこともあり、将来のことも考えトータルビュティサロンに転職をしました。たくさんの求人情報を見るとどこのお店も人員不足でかなりの求人数があるので自分に合った条件のサロンを探し出しましょう!どんなサロンか不安なときは、お客様として施術を受けに行ってみてください。私も実際に何店舗か周り、空気がギスギスしていないサロンを選びました! たくさん調べ、自分の目で見に行くことをお勧めします!
アイリストの仕事の1日の流れ
アイラッシュサロンにおける1日のスケジュールは、一般的な美容室、ネイルサロンとほぼ同じです。店舗スタッフ数と客数によっては休憩が取れないところや残業が増えることも多々あります。そのサロンの規模によっては交代制が取られているところもあるので、就活時にはチェックポイントにもなるかと思います。
就職して3ヶ月は研修だけレッスンをこなしそのままデビュー、なんてサロンの方が多いので、どのサロンでもレッスンの時間が取られるとは限りません。
アイリストの平均年収
求人ボックスによると、アイリストの平均年収は352万円です。(2023/6/27時点)
この平均はお世辞にも高いとは言えません。またパートアルバイトも平均の時給は低く、また募集がある割合も正社員の方が多い傾向にあります。 しかし首都圏や大阪などの都市部で活躍するアイリストの中には年収が500万以上の方もいらっしゃいます。
自分の技術、接客力でお客様からご指名をいただくお仕事ですので、ほとんどのサロンは歩合給がついてきます。また、女性がほぼ大半を占める職種なので、結婚出産で辞める方も多い分昇進が早いです。
役職手当なども若い時期からつくことが多いので、実力次第で年収はいくらでも伸ばせるかと思います。
美容師兼アイリスト 中村真帆さんのアドバイス
アイリストになりたい方はまず美容学校に通い美容師免許の取得に励んでください!そのあとはとにかく民間の資格を取れるだけ取りましょう!美容師の職には興味ないのに何故こんなこと……と思うかもしれませんが、美容学校で習うことは必ずアイリストのお仕事にも役立ちます。特に知識面では何度も教科書に助けられました!資格は手当にも反映され、お客様からの信頼も高くなります。最初はお給料も低く、労働時間も長く感じるこもしれませんが、数年我慢すればお客様も一定数つきお給料もアップし、やりがいも出てきます。辛いことばかりに目が行きがちになりますが、お客様の喜んだ顔、感謝の言葉できっとアイリストのお仕事を誇れる時が来るはずです!!
より良い職場を探すなら、転職を活用しよう!
ここまでがアイリストの仕事に関する解説でした。いかがでしたでしょうか!
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