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「児童指導員の転職面接でどんなことを聞かれるか不安」
「児童指導員の面接質問って何を聞かれるの?」
児童指導員の転職を考えている方の中には、このような悩みを持っている方もいるのではないでしょうか。今回は、児童指導員の転職面接でよく質問される内容についてご紹介します。
児童発達支援事業所での勤務経験や転職経験を持つ筆者が児童指導員の転職面接で聞かれる質問を厳選して7つご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
小林めぐみ
愛知県在住。短期大学で保育を専攻し、卒業と同時に保育士資格、幼稚園教諭2種免許を取得。私立幼稚園に4年勤務したのちに結婚を機に一度保育の分野から離れる。第一子を出産後、児童発達支援事業所(現在は子ども発達支援センター)にて勤務。第二子の出産を経て、別の児童発達支援事業所(重症心身障害児通所施設)にて勤務。第三子出産により育休を取るが、育休中に子どもの発達障害が分かり退職。現在は、在宅でwebライターとして仕事をする傍ら、子どもの療育などのサポートに徹底。児童発達支援での勤務経験を自身の育児に活用し、今度は親としての立場で発達障害と向き合い、試行錯誤しながら子育てを楽しんでいます。
面接において大切なポイント・心構え
児童指導員の仕事は、子どもとその保護者としっかりと向き合うため、人間性や人柄はとても重要です。面接を通して、志望者の思いや考え、性格などを含めて総合的に判断します。
人対人の関係がとても密で重要な児童指導員なので、コミュニケーション力や周囲への気配り、臨機応変さなど施設側が求めることはたくさんあります。その中で、自身がどう活躍できるか、応えられるかを自分なりに客観的に分析してみることが重要です。
児童発達支援事業所勤務経験者 小林めぐみさんの面接体験談
これまで複数回転職を経験してきましたが、福祉業界は他の業種と比べても比較的穏やかな雰囲気の中、面接を行う印象があります。基本的なマナーはもちろん大切ですが肩の力を入れすぎず、まずは自身の思いをしっかりとアピールすることを最優先に考えていきましょう。
児童指導員の転職面接質問1:転職したい理由は何ですか?
回答ポイント:前職を退職するきっかけや転職する理由は、「その人がどんな環境での働き方に不満を持っていたのか」「ここで働くことはその人にとってより良い環境か」という点を確かめる材料になります。
詳しく話す必要はありませんが、前職の経験から学んだことをここでどのように活かせるかを、具体的に結び付けて伝えましょう。
決して転職が悪いことではありませんが、やはりトラブルや入社後に問題が起こることは誰もが避けたいと考えますよね。「児童指導員の仕事に興味を持った」「より知識を深めたい」「人の役に立ちたい」などポジティブな転職内容は好印象です。
児童指導員の転職面接質問2:数ある施設の中でなぜここを選びましたか?
回答ポイント:児童指導員として活躍できる場所は、たくさんあります。その中で、なぜここを選んだのか、他の施設ではなぜだめなのかを明確に答えられるようにしてくことが大切です。どこの施設へ行っても使えるような内容では、面接者の心に響きません。
「この施設の〇〇〇が魅力的と感じる」「ここで働くことで、自身の目標や夢が叶えられる」など、他の施設との差別化をしてアピールしましょう。
差別化と言っても、他の施設の悪口や不満を言うのは避けてくださいね!
児童指導員の転職面接質問3:前職で身につけたことや経験したことは何ですか?
回答ポイント:同業種の場合、専門的なスキルや役職などを伝えて、転職先でどのように活躍してくれるのかを具体的にアピールすると好印象を持たれます。
異業種の場合も仕事内容は異なりますが、これまでの経験で培った「体力」「忍耐力」「行動力」「リーダーシップ」などの能力面をしっかりと伝えていきましょう。児童指導員の仕事と結び付けて伝えると、より魅力的な人柄だと感じてもらいやすいですよ。
自身の強みを客観的に把握して、積極的に働きかけていくことが大切です。
児童指導員の転職面接質問4:仕事内容についてどのように理解していますか?
回答ポイント:児童指導員の仕事は、さまざまな事情を抱えた子どもとの関わりが多いです。単に、子どもが好きというだけではなかなか難しい場合もあるため、仕事内容をどのくらい理解して把握しているかを確認したいのでしょう。
事前に、転職先の施設の業務内容や、どんな背景があって子どもたちがそこに集っているのかを、下調べをするなどしてきちんと理解しておきましょう。
転職者も施設側も「いざ、転職してみたら思っていた仕事と違った」となるのは、できるだけ避けたいですよね。
児童指導員の転職面接質問5:採用になった場合、いつから働けますか?
回答ポイント:施設側としては、求人を出している時点で新しい職員がきてほしいと思っています。採用された時のことを想定して、いつから出勤できるのかを具体的に考えておくと良いでしょう。
数か月後に産休などに入る方がいる場合もあるかもしれませんが、業務の引継ぎ期間も必要です。早くていつから出勤できるかを明確にしておくことをおすすめします。
自分から伝える必要はありませんが、聞かれたときにすぐに答えられると意欲的であると捉えられ、好印象です。
児童指導員の転職面接質問6:児童指導員の仕事はどのようにして知りましたか?
回答ポイント:一般的に、子どもが好きな人が目指すことの多い保育士や幼稚園の先生ではなく、「児童指導員」という職業を志すきっかけは、施設側も興味があります。
児童指導員の仕事に対する思いや熱意をアピールするチャンスです。過去の経験やきっかけなどを踏まえながら、分かりやすく伝えましょう。その中で、面接を受ける人の人柄や性格などを見極めています。
児童指導員の仕事内容をどのようにイメージしているかということにも繋がります。
児童指導員の転職面接質問7:学生時代に学んだことは何ですか?
回答ポイント:できるだけ児童指導員の職業や仕事内容に結びつくような内容にすると、面接者の意図をつかむような回答をすることができます。
実習や研修などの勉学面であれば、専門的な知識や経験による学びを伝えましょう。部活やサークルなどのスポーツや活動面であれば、体力や忍耐力、責任感、リーダーシップなど。人間性や性格が児童指導員としてどのように役立てられるかをしっかりと伝えるとよいでしょう。
書面では伝わらないような内容は、積極的に面接でアピールしましょう!
児童指導員の転職面接前には事前準備をしっかりしましょう!
面接時はどうしても緊張してしまい、いつも通りに話せないことも多いです。どんなことを聞かれても答えられるように、これらの質問を参考にしながら事前に考えをまとめて練習をしておきましょう。
最近では、福祉的なニュースや現場が抱える課題など、職種にちなんだ質問をされることも少なくありません。日頃から情報収集を行い、自分なりの考えを持っておくと咄嗟の質問にも対応できますよ。